下の図は縦軸に「ガル」(=揺れの加速度)を対数スケールに取り、横軸に(揺すられる)対象物固有の振動周期を取ったものです。
この図の上で、各震度に対応する「ガル」数値と振動周期を1本の線に結びつけたものが、(二次関数的に見える)青色の曲線です。
一般に、木造建築物の振動周期は1秒前後(周期が"100"のあたり)と言われています。また、地震の際の最大加速度は極めて短時間であることから、瞬間的には想定の数倍の加速度に耐え得る場合が多いという説明もありました。
最近では、阪神・淡路大地震では、関東大震災の2倍以上の加速度を示したことや、新潟県中越地震ではその数倍であったこと等が強調されがちです。
しかし、(少なくとも個人的には)建築物の振動周期を無視したスペックありきの議論はあまり意味がないと思います。
また、計測機器の進歩(昔はなかった?)や、あるいは設置密度向上により震央付近でデータが取りやすくなっていることを考慮せず、外形数字だけでの比較も『議論のための議論』との感を払拭できないのではないでしょうか。