ところで、「経費」ってどの位かかるものでしょうか。上場しているハウスメーカーの場合、決算書を公表する義務があります。(各社ホームページ等で参照可能)実際、「経費+利益」で5〜10%なんて上場企業は、常識ではあり得ません。(もっとも、大赤字を出している場合は例外です)
とすると、当然の疑問は、「足りない分はどこで?」ではないでしょうか。
考えられるのは、圧倒的に大きい工事・設備費用からというのがごく自然です。一例を挙げると、自動車のボディを凹ませてしまい板金修理に出す場合、板金屋さんに直接出すよりもディーラーに出す方が約2割高くなります。その実、どのみちディーラーから板金屋さんへ外注されますが。
その差額こそ、「本音ベースのディーラー経費+利益」です。
(余談ですが、板金屋さんの目星のつけ方の一つは、損保の指定工場かどうかです。板金(+塗装)料金が妥当で、できばえ(=技術)も一定以上でないと損保と加入者双方が納得できないですから)
さて、分母の方ですが、こちらも「建築面積」の定義次第という面があります。例えば、「容積率XX%」という際は「容積対象延床面積」を指しているそうですが、バルコニー・ベランダやポーチは(屋内ではないのですが)「施工床面積」には含まれるようです。また、吹き抜けの扱いはさまざまなようです。
結局、数字自体はもっともらしそうでも、「どう計算したか」「何と何が含まれているか」が判然としないと、本当のところはわかりません。
次のページで設備の話に触れた後、最後に住宅ローンの試算についてコメントします。